台湾現代アートからの眼差し
サンゴは森の夢をみる
麗しきフォルモサへのいざない 目で聴いて耳でみる、儚い想いの拡がり
期間 | 2023年12月05日(火)~01月14日(日) | 会場 | Gallery アソビバ |
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『サンゴは森の夢をみる』は、台湾に住む6人のアーティストと高円寺を拠点とする翻訳家によって実現した、ささやかなグループ展です。フォルモサ(麗しき島)の雅称を持つ台湾の山と海の儚い拡がりを、眼で聴いて耳でみて愉しめる、そんな展覧会となっています。
本展は16ミリフィルムで撮影した台湾鉄道の映像作品をはじめ、先住民のTruku(トゥルク)族が多く暮らす太魯閣(タロコ)の集落で2週間過ごした家族の体験と観察、台湾海峡と澎湖(ほうこ)諸島の海に生息するサンゴ礁の音風景、そして星の砂からみたミクロな眼差しを、軽やかにまとめたインスタレーションから構成されています。
出展作家:蔡宛璇、澎葉生、澎科萌、澎奐希、黄邦銓、林君昵
<プロフィール>
澎葉生(ヤニック・ドビ)
台湾をベースとするフランス人アーティスト。1998年からフィールド・レコーディングの実践者として、オーディオドキュメンタリーの作曲や実験音楽の制作、台湾の環境問題をテーマとした音のプロジェクトなど、多岐にわたる音楽活動を展開している。近年は、映画やその他アート作品の、サウンドデザインとオーディオ・ポスト・プロダクションを手がけている。
蔡宛璇(ツァイ・ワンシュエン)
澎湖生まれのマルチ作家。ミクストメディア・インスタレーション、ドローイング、ビデオ、詩歌など複数の分野を横断して創作活動に挑んでいる。個人のプロジェクトと平行して、2004年より、サウンドアーティストのヤニック・ドビとの共同製作も行っている。
澎科萌(リシャナッサ・ドビ)
12歳のプレティーン。手芸、ミニチュア、合理的に整理されたものに興味を持っている。母語はホーロー語と台湾華語とフランス語。
澎奐希(アリオン・ドビ)
9歳の男の子。趣味は動物と手芸。遊び心あるヒト・コト・モノに対して、強い関心を持っている。ホーロー語と台湾華語とフランス語を自由に操る。
黄邦銓(ファン・パンチェン)
映画監督。記憶、旅、フィルムといった3つの軸をもとに作品づくりをしている。『Return 』と『去年、電車が通った時』は、世界最大の短編映画祭のクレルモン=フェランのラボコンペティション部門で、2年連続グランプリを受賞。
林君昵(リン・チン二)
建築学科出身の映画監督。とりわけ戦前の日本と台湾の歴史や空間を主体とした作品に力を入れている。2020年以降の代表作に、黄邦銓と共同で製作した『夜明け前の恋物語』、『甘露水』がある。
翻訳・メディエーション:池田リリィ茜藍
| 企画:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺 助成:国藝会(台湾)
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日時 | 12/04 (月) | 12/05 (火) | 12/06 (水) | 12/07 (木) | 12/08 (金) | 12/09 (土) | 12/10 (日) | 09:00 | − | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
日時 | 12/11 (月) | 12/12 (火) | 12/13 (水) | 12/14 (木) | 12/15 (金) | 12/16 (土) | 12/17 (日) | 09:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
日時 | 12/18 (月) | 12/19 (火) | 12/20 (水) | 12/21 (木) | 12/22 (金) | 12/23 (土) | 12/24 (日) | 09:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
日時 | 12/25 (月) | 12/26 (火) | 12/27 (水) | 12/28 (木) | 12/29 (金) | 12/30 (土) | 12/31 (日) | 09:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | − | − | |
日時 | 01/01 (月) | 01/02 (火) | 01/03 (水) | 01/04 (木) | 01/05 (金) | 01/06 (土) | 01/07 (日) | 09:00 | − | − | − | ○ | ○ | ○ | ○ | |
日時 | 01/08 (月) | 01/09 (火) | 01/10 (水) | 01/11 (木) | 01/12 (金) | 01/13 (土) | 01/14 (日) | 09:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
9:00~22:00
年末年始(12.29~1.3)休館
入場料金 |
入場無料
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お問合せ |
座・高円寺 03-3223-7500
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オープニングイベント |
12月5日(火)19時~20時30分
グループ展『サンゴは森の夢をみる』のオープニングイベントを、座・高円寺の2Fカフェ・アンリファーブルにて開催いたします。 出品作家全員によるトークセッション(通訳あり)のほか、林君昵と黄邦銓の短編作品の上映、台湾を拠点とするフランス人アーティストのYannick Daubyが採録したサウンドスケープも一部披露されます。 予約不要、参加費不要、ワンドリンクオーダー。ぜひふるってご参加ください。
オープニングの上映作品: 『煙に沈む』林君昵/HD/12min/2014 『去年、電車が通ったとき』黄邦銓/8mm/17min/2018
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