劇場創造アカデミーとは? 「劇場創造アカデミー」は、全国の公共劇場をはじめ、広く劇場関連分野の次代を担う人材の育成を目的としています。演出家、俳優、ワークショップ・リーダー、舞台美術家、照明家、制作者はもちろん、NPOの活動家や研究者などの志望者が、劇場という実践的な場で、舞台芸術表現の基礎を、見て、聞いて、体験します。また、その能力を地域社会や学校、行政といった公共的な場との関わりのなかで生かすことを、大学との連携によるフィールドワークや公開講座を通じて学びます。 コースは〈演技コース〉〈舞台演出コース〉〈劇場環境コース〉の3つに分かれており、2年制です。現代演劇やダンス、伝統芸能の領域で、第一線で活躍するアーティスト、スタッフ、批評家、研究者の方々を講師に迎え、充実したカリキュラムを提供します。 カリキュラム終了後、優秀者は追加で1年間、公共劇場でのインターンなどを経験することも検討しています。 「劇場創造アカデミー」は、舞台の現場と大学、劇場を結んだ人材育成とその環境づくりを通じて、新たな公共劇場のビジョンを提唱します。 メッセージ

メッセージ

ライブハウス、古着屋さん、雑貨屋さんなど、その時々の若者文化の発信基地と、庶民的で親しみのある町並みとが混在する町、東京高円寺。その高円寺の町に杉並区のあたらしいパブリックシアター「座・高円寺」が誕生します。

劇場は「在る」のではなく、「成る」ものです。劇場をつくるのは、建物ではありません。人です。人がいる。人が集まる。そうすれば、たとえそこに立派な建物はなかったとしても、劇場が生まれ、生き生きとした活動がはじまります。
そのような劇場をつくる「人」を見つけ、育て、送りだすために、「座・高円寺」では、開館にあわせて「劇場創造アカデミー」を創設します。
これまでの俳優養成所やスタッフの専門学校、高校や大学の演劇コースでは学べなかった実践的な専門知識と技術とを、劇場という「現場」に密着しながら総合的に習得するための、新鮮で、体系的なカリキュラムと講師陣を準備しました。

一年目の「基礎コース」では、「表現する身体」から「劇場と社会」までの幅広い分野を、実技、講義を通してバランスよく知り、身につけていきます。二年目の「専門コース」では、それぞれが目指している分野について、劇場施設を生かしたより具体的で専門性のある内容の実技、提携大学の大学院相当の演習を、各自が選択してスキルを深めます。
劇場を社会に位置づけ、ひろげ、その場所で生きる意欲と情熱をもったすべての人びとにひらかれた「劇場創造アカデミー」に、あなたの劇場への「夢」を、是非、託して下さい。入所試験は、全国の提携公共施設の協力によって、各地巡回でおこなう予定です。ご応募をお待ちしています。

平成21年4月1日

座・高円寺 芸術監督 sign.gif