劇場創造アカデミー




劇場で、生きる。
演劇に携わる者にとって必要な力、劇場にかかわるあらゆることを、
プロの存在を実感しつつ総合的に学ぶ、あしたのための演劇学校。

カリキュラムディレクター: 佐藤信 生田萬 木野花   


講 義

飯名尚人〔いいな・なおと〕/映像メディアワークショップ

ダンス・アンド・メディア・ジャパン主宰
映像作家、演出家、ドラマトゥルク、プロデューサーとして幅広く活動。映像作家として佐藤信『The Sprits Play 霊戯』『リア王』、川口隆夫『a perfect life』に参加。ドラマトゥルクとして川口隆夫『大野一雄について』『Touch of the other』に参加。演出家として『ASYL』『熱風』などジャンル横断的作品を演出。メディアテクノロジーとダンスを融合するプロジェクトを推進するためDance and Media Japanを設立。東京造形大学(映画・パフォーマンス)、京都精華大学(ヴィジュアル・シアター・パフォーマンス)、座・高円寺劇場創造アカデミー(演劇のためのヴィジュアル演出)で教える。

伊東正示(いとう・まさじ)/劇場概論

劇場コンサルタント、建築家
新国立劇場の設立準備に参加後、1983年シアターワークショップ設立。以降、さいたま芸術劇場、東京国際フォーラム、吉祥寺シアターなどの劇場コンサルティングを行う。

内野儀(うちの・ただし)/パフォーマンス概論

演劇批評家、学習院女子大学教授
1957年生まれ。日米の現代演劇を中心に、研究批評活動を展開。著書に『メロドラマの逆襲』『メロドラマからパフォーマンスへ』『Crucible Bodies』『「J演劇」の場所』など。

鴻英良(おおとり・ひでなが)/パフォーマンス概論

演劇批評家
1948年生まれ。2002年から04年までドイツの国際演劇祭ラオコオン(カンプナーゲル、ハンブルグ)の芸術監督を務める。著書に『二十世紀劇場──歴史としての芸術と世界』(朝日新聞社)、訳書にカントール『芸術家よ、くたばれ!』(作品社)など。

木戸敏郎(きど・としろう)/劇場概論 

元国立劇場演出室長
古代から現代まで東西の主要な劇場建築を通覧してそこに込められている意味の構造を解読し、劇場構造というハードを演出というソフトに変換するメカニズムについて論じる。

佐々木敦(ささき・あつし)/パフォーマンス概論

批評家、HEADZ主宰、ゲンロン批評再生塾主任講師
1964年生まれ。映画、音楽、文学、演劇などクロスジャンルで批評を展開。著書に『ゴダール原論』『例外小説論』『ニッポンの文学』『批評時空間』『未知との遭遇』『即興の解体/懐胎』『ニッポンの思想』など多数。

高橋宏幸(たかはし・ひろゆき)/演劇概論

演劇批評家。桐朋学園芸術短期大学常勤講師
1978年岐阜県生まれ。「図書新聞」、「テアトロ」で連載。評論に「プレ・アンダーグラウンド演劇と60年安保」、「原爆演劇と原発演劇」、「マイノリティの歪な位置――つかこうへい」、「アゴラからアゴーンへ――平田オリザの位置」など多数。

高宮知数(たかみや・ともかず)/企画プレゼンテーション/ディスカッション/劇場環境ゼミ

マーケティング・プロデューサー
広告代理店のマーケティング部門、シアターアプルの劇場プロデューサーを経て独立。立教大学大学院兼任講師、久留米シティプラザオープニングディレクター

竹森佳史(たけもり・よしふみ)/伝統演劇論

日本芸術論、表象文化論
放送大学客員准教授。授業は、現代の演劇人にも重要である日本の伝統演劇の発想法や構造を学んでもらうとともに、現代演劇に新しい反省をもたらす<演劇の記号学>への一歩となることも視野に入れている。共著書に『文学の言語行為論』など。

長島確(ながしま・かく)/ドラマトゥルク論/テキスト研究

東京藝術大学講師、翻訳家
戯曲に特化した翻訳の可能性を探り始め、日本におけるドラマトゥルクの草分けとなる。参加作品に『四谷雑談集+四家の怪談』ほか。著書に『アトレウス家の建て方』。

中村陽一(なかむら・よういち)/劇場環境論/劇場環境実践論

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科委員長・教授、社会デザイン研究所所長
80年代半ばより現場と往復しつつNPOや社会的企業、社会デザインの実践的研究、基盤整備、政策提言に取り組む。文化庁事業「公共劇場スタッフのための社会デザイン力養成講座」統括。

藤井慎太郎(ふじい・しんたろう)/セノグラフィ論

早稲田大学文学学術院教授
1971年生まれ。表象文化論、西洋舞台芸術論が専門。講義では舞台芸術作品と空間の関係について論じる。共著に『演劇学のキーワーズ』など。

松田正隆(まつだ・まさたか)/テキスト読解

劇作家、演出家、マレビトの会代表
1962年生まれ。『海と日傘』で岸田戯曲賞受賞。青年団、文学座などへ描き下ろし多数。2003年に「マレビトの会」を結成。F/T10で『HIROSHIMA-HAPCHEON』を発表。

ルドヴィコ, テレーサ/特別講義

劇作家、演出家
テアトロ・キズメット(イタリア)を中心に活動。子どもたちとのワークショップにも積極的に取り組む。『にんぎょひめ』『雪の女王』など日本での共同製作公演も行っている。

実 技

生田萬(いくた・よろず)/演技基礎Ⅱ/演技・演出合同ゼミ

劇作家、演出家
1981年に「ブリキの自発団」を結成。「小劇場ブーム」の中心劇団のひとつとして高い評価を得、銀粉蝶、片桐はいりなどを輩出する。代表作に『夜の子供』など。TBS「世界遺産」構成作家、キラリ☆ふじみ芸術監督などを歴任。

伊藤和美(いとう・かずみ)/発声基礎/発声・歌唱

ヴォイストレーナー
演劇やオペラのスタッフを務める傍ら、06年まで「時々自動」に作曲、パフォーマーとして参加。05年度文化庁派遣在外研修生として1年間渡英。現在、新国立劇場演劇研修所講師。

小野寺修二(おのでら・しゅうじ)/身体表現基礎Ⅱ/身体表現演習Ⅰ

演出家、振付家
1995年パフォーマンスシアター「水と油」を結成。全作品の構成演出に関わる。2008年から「カンパニーデラシネラ」を主宰。振付家・パフォーマーとして活動の場を広げている。

木野花(きの・はな)/演技演習

俳優、演出家
1974年に女性だけの劇団「青い鳥」を結成。80年代の小劇場ブームの旗手的な存在となる。同劇団を退団後は、女優・演出家として活躍する一方、若手俳優の育成にも力を注いでいる。

清水健太(しみず・けんた)/身体運動基礎(合気道)

天道流合気道天道館道場長
管長である清水健二は合気道創始者植芝盛平氏の内弟子として修行した後、1969年に独立。1982年より天道流合気道を創設した。後進の育成・指導にあたるとともに、ドイツをはじめ海外でも合気道の普及につとめる。

齋藤茂男(さいとう・しげお)/劇場技術基礎Ⅰ

照明家、LDC-J会員
演出家の佐藤信や串田和美、白井晃等との仕事多数。最近の主な作品に「リア」(佐藤信)、「9days
Queen」(白井晃)、コクーン歌舞伎「三人吉三」(串田和美)などがある。今回は、ライティング デザイナース クラブ オブジャパンの一員として講師に参加。

佐藤信(さとう・まこと)演技基礎Ⅰ/演劇教育/演劇ワークショップ入門/舞台演出ゼミ

劇作家、演出家
1970年に「黒色テント68/71(現、劇団黒テント)」の結成に加わり、作・演出として、全国120都市におよぶテント劇場による移動公演を行う。「座・高円寺」芸術監督。個人劇団「鴎座」主宰。

島次郎(しま・じろう)/舞台美術基礎

舞台美術家
小さなアトリエから野外、テント、大中小劇場まで、あらゆる空間の舞台美術を手がける。近年の作品に『ナシャ・クラサ』、『リチャード三世』など。紀伊國屋演劇賞個人賞など受賞多数。

高尾隆(たかお・たかし)/ワークショップ・ファシリテーション/企画プレゼンテーション・ディスカッション

演劇教育、即興演劇
1974年生まれ。東京学芸大学准教授。インプロ(即興演劇)創始者の一人、ジョンストンに学び、即興俳優、ファシリテーターとして活動。

竹屋啓子(たけや・けいこ)/身体表現基礎Ⅰ/身体表現演習Ⅱ

ダンサー、振付家、ダンス01主宰
マーサー・グラハムカンパニーのメンバーとして活動後、日本のモダンダンス界のリーダーの一人として活躍。ダンス東風企画(1989〜2001)としてアジアの芸術家との共同創作、両国上演を行う。その他海外公演多数。芸術選奨文部大臣新人賞など受賞。

西沢栄治(にしざわ・えいじ)/演技基礎Ⅲ

演出家
JAM SESSION主宰。ギリシャ劇やシェイクスピア、歌舞伎などの古典を中心に、演劇の面白さをまっすぐに描く心意気で活動中。代表作に「女の平和」「わが町」「四谷怪談」「ヴェローナの二紳士」など。

新田恵(にった・めぐみ)/発声基礎Ⅱ

ヴォイストレーナー
国立音楽大学声楽家卒。「歌のお姉さん」として全国の学校でカルメンのメルセデス、マイフェアレディのイライザを演じた。またミサ曲、レクイエム等の宗教音楽、ベートーベンの第九のソリストを務める。スーパーエキセントリックシアター、青年座、東宝芸能、加藤健一事務所等で歌唱指導及び後進の指導にあたる。

服部基(はっとり・もとい)/劇場技術基礎Ⅰ

照明家、LDC-J会員
こまつ座をはじめ演劇、ミュージカル、オペラ、能とひろく舞台照明をてがける。ライティング デザイナース クラブ オブ ジャパンの一員として講師に参加。

堀尾幸男(ほりお・ゆきお)/舞台美術基礎

舞台美術家
大型商業演劇を中心に作品を展開。多少片寄って仕事をしているが、本人の志は幅狭くして、深い造形を目指すにある。近年の作品に、志村魂『バカ殿様』、明石家さんま出演『七人くらいの兵士』、劇団☆新幹線『髑髏城の七人』など。第24回読売演劇賞・大賞他受賞。

藤田赤目(ふじた・あかめ)/劇場技術基礎Ⅱ

舞台音響
名古屋市出身。北村想、竹内銃一郎、生田萬、岩松了、鄭義信、渡辺えり、松尾スズキら、現代演劇の音響プランの仕事が多い。桜美林大学芸術文化学群非常勤講師。日本舞台音響家協会理事。

松本修(まつもと・おさむ)/演技ゼミ

演出家、俳優
1955年、札幌市生まれ。文学座の俳優を経て、89年に演劇集団MODEを設立。チェーホフ、ベケット、ワイルダー等の海外戯曲を独自のワークショップで再読・再構成し上演。2000年代はカフカの小説を多数舞台化している。

山本東次郎(やまもと・とうじろう)/狂言

狂言師
1937年生まれ。大蔵流・故三世山本東次郎則重の長男。武家式楽の流れを汲む山本会を主宰。芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院賞、紫綬褒章などを受賞。重要無形文化財総合指定保持者(人間国宝)。

渡邉邦男(わたなべ・くにお)/劇場技術基礎Ⅱ

舞台音響家、一般社団法人日本舞台音響家協会理事長
ミュージカルからオペラ・バレエまで、幅広い分野での音響プランを手がけると共に、舞台音響家の育成にも力を注いでいる。主な作品に「エリザベート」「三文オペラ」「十九歳のジェイコブ」「軍人たち」「しらゆき姫」等。新国立劇場音響課長。日本舞台音響家協会理事長。